ひとつ、ふたつ、ひみつ。

あっくんは、私のヒーローみたいな幼なじみだった。

何があっても守ってくれて、いつもそばにいる。
嫌なことがあっても、私にはそれを見せない。全部隠そうとしてしまう。

だから……。

「……嬉しかったの。あっくんが、私をそんなふうに思ってくれてたなんて、知らなかったから。私はずっと、あっくんに迷惑をかけていると思ってた。私のことが心配なせいで、好きなこともしてないんじゃないかって……」

そらしていたはずの視線が、重なる。

やっと、こっち見た。

「そんなわけないだろ」

「うん……」

「俺は、俺がそうしたくてお前のそばにいたんだよ」

「うん……、ありがとう」

「まさかここまで鈍いとは思わなかったけど」

「それは……ごめん」