ひとつ、ふたつ、ひみつ。

「……大人になっても一緒に暮らすって、それ……プロポーズみたいに聞こえるよ」

「そうだね。プロポーズだから、そう聞こえてくれなきゃ困るし」

「え……えへへ……?」

動揺してしまって、とっさにまともな言葉が思いつかなくて、疑問符混じりの変な笑いが唇から漏れ出す。

真尋くんって、なんだかやっぱりズルいな。

「あ、こまり、そのお茶冷めてるでしょ。いれ直すよ」

「ううん、大丈夫……。今、すっごくあったかいから」

「顔、真っ赤だもんね。俺のせいでしょ」

「分かってて聞かないで……」

すごいな。
私、真尋くんと未来の話をしてる。

私の未来に、当たり前に真尋くんがいてくれる。

嬉しい……。

早くその時が来てほしいのに、同じくらい今の時間をずっと止めてしまいたい。
そんな、矛盾している幸せな気持ちになった。