ひとつ、ふたつ、ひみつ。

ほぼ毎日顔を合わせていて分からなかった私は、ハッと口を両手で押さえる。

「朝からあんたたちふたり、変だったじゃん。なんかあったのかなーって思って」

「えっ、変だった? 変ってなに?」

「だってバラバラに登校してきたし、こまりはソワソワずっと長岡くん見てて、長岡くんはずっとイライラしてる感じだし。なんか、どっちも分かりやすいよね」

私はついに、両手で顔を覆う。

もう、頭がパンクしそう。

あっくんがずっと、私を好きだった?
幼なじみだからじゃなくて、……恋愛的な意味で?

じゃあ、毎日絶対に朝迎えに来たり。
あっくんがどんな女の子に呼び出されても、誰とも付き合おうとしなかったり。
あっくんに彼女が出来た場合の話をすると、すごく怒っていた、あれこれは全部……。

……どうしよう。改めて思い出すと、色々と心当たりがある。

それが本当だとしたら、私はずっとあっくんに無神経にひどいことをしていない?