翌日。日曜日は、快晴。

朝起きると、真尋くんは相変わらず私のベッドにもぐりこんでいて、抱き枕みたいに私を抱きしめていた。

この状況にすっかり慣れてしまった私も、どうかと思う。

いつか必ず、この日々は無くなってしまうのに。

並んで歯を磨いている時も、朝食を作っている時も、お弁当を詰めている時も。
真尋くんの腕についたタイムマシンは、赤い警告色のままで。
その事実に、どうしようもなく安心してしまう。

真尋くんがお弁当の準備をしてくれている間に、私は自分の部屋で着替えることにした。

昨日のあっくんとの買い物では、シンプルなシャツにワイドパンツだったけど、今日はスカートにしてみようかな。
可愛い服を着ると、真尋くんが喜んでくれるし。