「じゃあ、行こうか?」
「行こうかって、どこへ?」
「ドライブだよ。行先は……」
「ちょと待って!」
出掛けるなら、それなりの準備が要るわけで……
「着替えたりするから、10分だけ待って?」
「お、おお。わかった」
私は急いで部屋に戻り、お出掛け用に着替え、速攻でメイクをした。そしてバッグを掴み、まーくんの元に戻った。
「私、変じゃない?」
まーくんに手を広げて見せると、
「全然、変じゃない。それどころか、すっごく可愛いよ」
「もう、褒め過ぎ! まーくんこそ、恰好いいよ?」
「あはは。冬美さんも褒め過ぎ」
当たり前だけど、まーくんは運転席に、私は助手席に座った。
「なんか、ワクワクするなあ」
「運転、大丈夫なの?」
こんな事を言うのは失礼かな、と思ったけど、まーくんはたぶんペーパードライバーだと思うから……
「勘が鈍らないように、時々おやじさんの車を運転してるから、大丈夫、だと思う」
「そっか。じゃあ、出発……って、行先はどこだっけ?」
まーくんと行くなら、どこでもいいんだけどね。
「行こうかって、どこへ?」
「ドライブだよ。行先は……」
「ちょと待って!」
出掛けるなら、それなりの準備が要るわけで……
「着替えたりするから、10分だけ待って?」
「お、おお。わかった」
私は急いで部屋に戻り、お出掛け用に着替え、速攻でメイクをした。そしてバッグを掴み、まーくんの元に戻った。
「私、変じゃない?」
まーくんに手を広げて見せると、
「全然、変じゃない。それどころか、すっごく可愛いよ」
「もう、褒め過ぎ! まーくんこそ、恰好いいよ?」
「あはは。冬美さんも褒め過ぎ」
当たり前だけど、まーくんは運転席に、私は助手席に座った。
「なんか、ワクワクするなあ」
「運転、大丈夫なの?」
こんな事を言うのは失礼かな、と思ったけど、まーくんはたぶんペーパードライバーだと思うから……
「勘が鈍らないように、時々おやじさんの車を運転してるから、大丈夫、だと思う」
「そっか。じゃあ、出発……って、行先はどこだっけ?」
まーくんと行くなら、どこでもいいんだけどね。



