シャッターの向こうに



「、、、ごめんなさい」



絞り出した私の言葉。



何に対してのごめんなさいなのか。



どうしたらいいか分からないからごめんなさいなのか、



そんな顔させてごめんなさいなのか、



それともちゃんと好きでいられなくてごめんなさいなのか、、、。




全て当てはまる気がした。



私が泣いちゃダメだ。



とにかく涙がこぼれないように気を張った。



「私は、自分でも自分の気持ちがわかっていなくて、ほんとに嫌な思いをさせてしまってごめん」



頭を下げて謝った。



「元々、俺が好きになって告白して、陽菜がもっと俺を好きになってくれるように頑張れなかった、俺が悪い。だから、陽菜は謝らないで」



「そんな、そっちこそ謝らないで。悪いのは私で、、。」



「陽菜、今度はちゃんと好きになれる人、見つけなよ」



そう言って席をたとうとした彼に私は咄嗟に



「今までありがとう、、っ」



終わりを告げた。