シャッターの向こうに



「いや、別に、そんなことないよ?なんでそう思うの?」



一緒にいて楽しいのも本当。



確かに一人でいるのは好きだけど、彼氏と一緒にいたく無いわけじゃない。



そう、自分に言い聞かせている時点で察した。



私、ほんとに好きなのかな。



え、これって別れ話に発展するそういう展開?



「何となく、分かるんだよなぁ。なんか、そういうのって、気づきたくなくても分かっちゃうって言うか。」



そういいながら、涙を我慢するような表情を見せた。



私、こんな顔、させてたんだ、、、。



「お待たせいたしました。」



頼んでいた料理が届いた。



「あ、はい、、、」



「ごゆっくりどうぞ」



沈黙がながれる。