ミントの恋のような


私は口の中にもう何個目かわからないミントの飴を放り込むと、コロンと転がす。

やっぱり聡太を思い出して苦くて切なくなる、でも到底やめられそうもない。

ミントのような私の恋は、まだしばらく私の心から消えてなくなったりはしないだろう。

それでいい。だってミントの飴はまだたくさん残っている。なくなればまた買えばいい。

飽きるほどに食べて涙が枯れ果てた時、ようやく私はこのミントの匂いがする恋を手放せる、そんな気がした。

2024.4.13 遊野煌