平安物語【完】




長い長い口づけの後、尚仁様は月の光が差し込む床に私を下ろしてそのまま私の上に乗っかっていらっしゃいました。


「月読男だろうが桂男だろうが彦星だろうが、見せつけてやります。」

と意味の分からないことをにっこりと仰って、私の首筋に唇を這わせるのでした


そしてそのまま、幸福な夢の世界へ…