「気にしなさいよ!」
アルマが叫んだ。
「なんで? オヴェリアちゃんは気にしなくていいと言ったんだが」
俺が返す。
「この馬鹿!」
「馬鹿とは何だ馬鹿とはこの短気」
「だって馬鹿じゃないの! 人の言葉を真に受けるんじゃない」
そしてラムザが止めに入った。
「待て待てアルマ。ヤヲさんはそこら辺の機微には疎いの分かっているんだから、そこまで攻めても仕方がないだろ。
おまけにもう五十年前のことだ。責めたてても仕方がない」
「いいえ仕方がないじゃなく責めなきゃ駄目よ。
御婆様の彼氏に残酷なことをしたがるのはいいのよ。それは彼女の特権だし責めはしない。
でもあんたは駄目。私は孫としての立場からあんたに抗議する義務があるのよ!
ああ可哀想な御爺様。再会を願い続けてきた姫の傍になんかわけのわからんこんな男がいるだなんて夢にも思っていなかったでしょうね」
「まるで俺が間男みたいな言い方をするな」
「事実じゃないの。御婆様とお爺様の間に挟まるなんかよく分からない存在。
それがあんたで間男ここに見つけたりよ!」
「えっ? そう見えるの? だって俺は弟子だが」
「この場合は知らぬは間男ばかりなり、になるの? わけがわからなくなるわね! 間に挟まっている自覚ぐらい持ちなさいよ。弟子とか言うけど弟子に成りすました間男かもしれないじゃないの。
だいたいいつ聞いてもおかしいのよ元がさ。年下の十五の少女に弟子入りする大の男なんて。こんなに胡散臭い存在もそうそういないわよ」
「待てよ。俺の今までの話はすべてそこからは始まっていると思うんだが。どこも怪しくないだろ」
「私はいま御爺様視点で話しているの! 私の今の感想は全てあの日の御爺様のものよ。あの場で怒り狂ってあんたに殴りかからなかった御爺様はお辛いでしょうが、立派だったわ!」
「あいつはそんなことはしないだろ」
「人の気持ちがまるで分らない癖によくもまぁそんなことが言えたものよ! おまけにあんたやけに御爺様を信頼しているのも変なのよね」
「俺は自分だけを信頼していないからな」
「異常思考者! いい? 御爺様だからこそ穏便に済んだのよ。それはね、まさかあの姫に限って浮気なんて有り得ないものの、こいつはあまりにも出しゃばりで図々しい男だ。
自分の妻に限って変な男に騙されるわけがないもののこいつに迷惑を掛けられているのかもしれない、と自分の婚約者に信頼があったからこそこう思って済んだものよ」
「俺ってなんなんだろうなぁ……」
「なにいきなりしょげているのよ!」
「まぁまぁ落ち着いて。アグ叔母様があとを付いていったようだけど、そのときに事情は話されているはずだ。そうでないと付いて行った甲斐がないものな」
「分からないわよーその時に大叔母様はあること無いこと吹き込んで御爺様の心を乱しにいっているかもしれないし」
「なんでアグがそんなことするんだ。意味不明だろ」
「そんなの分かりっこないもの。時には意味不明なことをするのも女とも言えるわ。
二度も夫を失い独り身の女が十も年下の姪に素敵な夫が現れた際の心理なんて、私には到底分かりません。寂しきその心の隙間に魔が差さないとは限らないわ。
あの楽し気に笑っていたのが何より雄弁にその心を現しているといっても過言ではないわ。
たしなめるわけでも説明するまでもなく、その状況を大いに楽しんでいた、これを以ってこれを見るに、大叔母様は御婆様の困惑を楽しまれておられましたとさ」
「全部お前の想像だろうに。ラムザはどう思う?」
「えっ? えーっとですね、まぁここは穏便に考えまして大叔母様にそのような意図はなくても、ヤヲさんの想像を超えた、あまりにもトンチンカンな対応に驚くよりも笑ってしまったからではないかと。
まさか御婆様も大叔母様もあそこでオヴェリアちゃん呼びをするとは誰も思いませんよ」
「そこだよな、まぁ分かっている。でもな俺はそう呼ばないと違和感が強いんだ。彼女はそれであってそうでない。女王や姫や御なんとか様とか……全部違う人だ」
「……同じ人よ」
「違う。俺にとってそうじゃない。それは彼女も分かってくれたのかそのことについてあの後に何か言われることは無かった。
普通ならもっと強い口調でそう言うのはやめなさい、とか言うはずなのに、不問だった。以後もオヴェリアちゃんでディータの時もその呼び方のまま通した」
「もはや信念すら感じられるわね。というかあんたと話しているとたまに御婆様とオヴェリアちゃんとやらが別人に思えてくるのよね」
「それこそ同じ人だろ」
「違うのよ。御婆様はちゃん付けされるような人じゃないのよ。第二次聖戦時は冷血漢として、戦後は開祖もしくは中興の祖として王国を建て直した厳格な女王。
それがオヴェリア・シャナンという歴史的な評価なのよ。あんたの話に出て来るおふざけで悪戯好きで生意気な少女の要素なんかまるで0よ」
「そう言われたら俺にとってのそちらから見たオヴェリアちゃんの姿こそ別人だ。俺の前だとそんな要素は0だ」
「まっそういったらあんただってあの英雄とは別人だしさ」
「そりゃ創作だしな」
「失礼ですがそうなりますね。こちらの知っているあなたはあなたのお話とは反対の存在でして」
「オヴェリアちゃんの優しい嘘といったところだな。
政治家であるなら自分の弟子が魔王に堕ちただなんてことを隠すし、英雄にもしよう。最もそれは当然だ。そもそも彼女は俺が闇に堕ちてからの姿に会ってはいるが話はしていないんだ。
二人が見ているのは過去に囚われている俺の姿だ。こんなのに付き合って貰い申し訳ない気分でもある」
「……仕事ですから」
「気にする必要なんかないわ。私はあんたに死をもたらしたいだけなんだし」
「うん、そうだな。しかしあれだな。俺は自分の失われた真の姿を捜しにきているのに、見えてくるのがオヴェリアちゃんの姿であるのがなんともだな。
俺は全然見ていなかったことが分かるよ。剣のことで頭が一杯だったからかもしれない」
「あっ、えーっと、そうだ。御爺様とはそのあとなにかあった?」
「ああディータとは何もないな。ほんとうにそうだ。
挨拶をしても睨まれるし質問というか尋問を受けたりでそれ以外の会話をしたことが無いな」
「どうせあれでしょ? 御婆様の話をしたんでしょ?」
「なっなんで分かったんだ? まぁそうだ。夫なんだからオヴェリアちゃんとどういうことをしてきたかを話してな」
「あのさぁどうしてそういう余計なことしかしないの? 御爺様のことが嫌いなの?」
「なぜそんなことを言うんだ?
でも、あぁ、さっきの会話でやっと気づいたが彼はあまり聞きたくなかっただろうな。離れ離れになっている間の婚約者が、どこの馬の骨か分からぬ男と仲良くしていただなんて話は」
「やっと分かってくれて嬉しいわ。少しは知能があって助かったところね。
御爺様のことだから事情聴取的な意味で聞いたはずね。途中で怒らず遮らずに最後まで聞いてから去ったことでしょう。偉いわ、本当に偉い。御爺様はねたぶんあんたが悪気のない、ただの空気が読めない丘の上の愚か者だと分かってくれたから大目に見たんだと思うわ。
これがもし本物の間男的な態度をとったら絶対に許しはしないもの。御爺様は御婆様を心から愛してなさっていたからね」
「ひどい言われようだが、彼のことを思えばそうなるか」
「それにさ御爺様は御婆様があんたを……」
「オヴェリアちゃんが俺のことを?」
「うっ、とオホン! なんでもないわ。まぁこうして御婆様と御爺様は合流したわけね」
「ザク史や劇ではここの再会をかなり重要視し、かつ復興の第一歩目ともしていますね。
どちらも何かがありましたらザクの運命を変えていましたしね」
「もちろん俺はその時は出ては来ないんだよな」
「いえ、出てきますよ。ヤヲさんは仲間代表としてちゃんと御婆様のお隣にいます」
「えっ? 変なことを言ったりしてないか?」
「言っているわけがないでしょ。史実でのあのトンチンカンなやり取りなんか姿を見せず、あんたはただ立っているだけ」
「なら良かった。俺も実際にそんな風にしていればよかったな」
「でも一部の劇では御爺様に姫を御守りいたただき感謝しますとか台詞をいただきますよ」
「私それ嫌い。なんで剣星シャナンに護衛なんてついているのよ、逆に守られているでしょうに」
「けれども姫は十五になったばかりですしその間は」
「その前の時点で俺より強かったぞ。守られているってそんな正しいことを言われたら俺は苦笑いだよ」
「ハハッ言えてる言えてる。そこは気が合うじゃない」
「だいたいディータが俺に感謝を言うなんておかしいだろ。あり得なすぎる」
「……ヤヲさん、御爺様にとってのそれはもう五十年前のことですので」
「ああ、そうか……そうだよな。あいつにとってこれは俺みたいに少し前のことではなくて」
「だけど御爺様はあんたのことは嫌っていたわよ。あの後は挨拶すらしないもの。それで代わりに私達ってわけだけど」
「そうだな。こちらとしては嫌ってくれる方が良い。正しい行いでそれでいい。それでな。
俺は変わらずオヴェリアちゃんを殺そうとした男であるのだから」
「おっと列車が動き出しますね。ではお次は終点の魔王城です。これが最後の再訪先となりますね」
アルマが叫んだ。
「なんで? オヴェリアちゃんは気にしなくていいと言ったんだが」
俺が返す。
「この馬鹿!」
「馬鹿とは何だ馬鹿とはこの短気」
「だって馬鹿じゃないの! 人の言葉を真に受けるんじゃない」
そしてラムザが止めに入った。
「待て待てアルマ。ヤヲさんはそこら辺の機微には疎いの分かっているんだから、そこまで攻めても仕方がないだろ。
おまけにもう五十年前のことだ。責めたてても仕方がない」
「いいえ仕方がないじゃなく責めなきゃ駄目よ。
御婆様の彼氏に残酷なことをしたがるのはいいのよ。それは彼女の特権だし責めはしない。
でもあんたは駄目。私は孫としての立場からあんたに抗議する義務があるのよ!
ああ可哀想な御爺様。再会を願い続けてきた姫の傍になんかわけのわからんこんな男がいるだなんて夢にも思っていなかったでしょうね」
「まるで俺が間男みたいな言い方をするな」
「事実じゃないの。御婆様とお爺様の間に挟まるなんかよく分からない存在。
それがあんたで間男ここに見つけたりよ!」
「えっ? そう見えるの? だって俺は弟子だが」
「この場合は知らぬは間男ばかりなり、になるの? わけがわからなくなるわね! 間に挟まっている自覚ぐらい持ちなさいよ。弟子とか言うけど弟子に成りすました間男かもしれないじゃないの。
だいたいいつ聞いてもおかしいのよ元がさ。年下の十五の少女に弟子入りする大の男なんて。こんなに胡散臭い存在もそうそういないわよ」
「待てよ。俺の今までの話はすべてそこからは始まっていると思うんだが。どこも怪しくないだろ」
「私はいま御爺様視点で話しているの! 私の今の感想は全てあの日の御爺様のものよ。あの場で怒り狂ってあんたに殴りかからなかった御爺様はお辛いでしょうが、立派だったわ!」
「あいつはそんなことはしないだろ」
「人の気持ちがまるで分らない癖によくもまぁそんなことが言えたものよ! おまけにあんたやけに御爺様を信頼しているのも変なのよね」
「俺は自分だけを信頼していないからな」
「異常思考者! いい? 御爺様だからこそ穏便に済んだのよ。それはね、まさかあの姫に限って浮気なんて有り得ないものの、こいつはあまりにも出しゃばりで図々しい男だ。
自分の妻に限って変な男に騙されるわけがないもののこいつに迷惑を掛けられているのかもしれない、と自分の婚約者に信頼があったからこそこう思って済んだものよ」
「俺ってなんなんだろうなぁ……」
「なにいきなりしょげているのよ!」
「まぁまぁ落ち着いて。アグ叔母様があとを付いていったようだけど、そのときに事情は話されているはずだ。そうでないと付いて行った甲斐がないものな」
「分からないわよーその時に大叔母様はあること無いこと吹き込んで御爺様の心を乱しにいっているかもしれないし」
「なんでアグがそんなことするんだ。意味不明だろ」
「そんなの分かりっこないもの。時には意味不明なことをするのも女とも言えるわ。
二度も夫を失い独り身の女が十も年下の姪に素敵な夫が現れた際の心理なんて、私には到底分かりません。寂しきその心の隙間に魔が差さないとは限らないわ。
あの楽し気に笑っていたのが何より雄弁にその心を現しているといっても過言ではないわ。
たしなめるわけでも説明するまでもなく、その状況を大いに楽しんでいた、これを以ってこれを見るに、大叔母様は御婆様の困惑を楽しまれておられましたとさ」
「全部お前の想像だろうに。ラムザはどう思う?」
「えっ? えーっとですね、まぁここは穏便に考えまして大叔母様にそのような意図はなくても、ヤヲさんの想像を超えた、あまりにもトンチンカンな対応に驚くよりも笑ってしまったからではないかと。
まさか御婆様も大叔母様もあそこでオヴェリアちゃん呼びをするとは誰も思いませんよ」
「そこだよな、まぁ分かっている。でもな俺はそう呼ばないと違和感が強いんだ。彼女はそれであってそうでない。女王や姫や御なんとか様とか……全部違う人だ」
「……同じ人よ」
「違う。俺にとってそうじゃない。それは彼女も分かってくれたのかそのことについてあの後に何か言われることは無かった。
普通ならもっと強い口調でそう言うのはやめなさい、とか言うはずなのに、不問だった。以後もオヴェリアちゃんでディータの時もその呼び方のまま通した」
「もはや信念すら感じられるわね。というかあんたと話しているとたまに御婆様とオヴェリアちゃんとやらが別人に思えてくるのよね」
「それこそ同じ人だろ」
「違うのよ。御婆様はちゃん付けされるような人じゃないのよ。第二次聖戦時は冷血漢として、戦後は開祖もしくは中興の祖として王国を建て直した厳格な女王。
それがオヴェリア・シャナンという歴史的な評価なのよ。あんたの話に出て来るおふざけで悪戯好きで生意気な少女の要素なんかまるで0よ」
「そう言われたら俺にとってのそちらから見たオヴェリアちゃんの姿こそ別人だ。俺の前だとそんな要素は0だ」
「まっそういったらあんただってあの英雄とは別人だしさ」
「そりゃ創作だしな」
「失礼ですがそうなりますね。こちらの知っているあなたはあなたのお話とは反対の存在でして」
「オヴェリアちゃんの優しい嘘といったところだな。
政治家であるなら自分の弟子が魔王に堕ちただなんてことを隠すし、英雄にもしよう。最もそれは当然だ。そもそも彼女は俺が闇に堕ちてからの姿に会ってはいるが話はしていないんだ。
二人が見ているのは過去に囚われている俺の姿だ。こんなのに付き合って貰い申し訳ない気分でもある」
「……仕事ですから」
「気にする必要なんかないわ。私はあんたに死をもたらしたいだけなんだし」
「うん、そうだな。しかしあれだな。俺は自分の失われた真の姿を捜しにきているのに、見えてくるのがオヴェリアちゃんの姿であるのがなんともだな。
俺は全然見ていなかったことが分かるよ。剣のことで頭が一杯だったからかもしれない」
「あっ、えーっと、そうだ。御爺様とはそのあとなにかあった?」
「ああディータとは何もないな。ほんとうにそうだ。
挨拶をしても睨まれるし質問というか尋問を受けたりでそれ以外の会話をしたことが無いな」
「どうせあれでしょ? 御婆様の話をしたんでしょ?」
「なっなんで分かったんだ? まぁそうだ。夫なんだからオヴェリアちゃんとどういうことをしてきたかを話してな」
「あのさぁどうしてそういう余計なことしかしないの? 御爺様のことが嫌いなの?」
「なぜそんなことを言うんだ?
でも、あぁ、さっきの会話でやっと気づいたが彼はあまり聞きたくなかっただろうな。離れ離れになっている間の婚約者が、どこの馬の骨か分からぬ男と仲良くしていただなんて話は」
「やっと分かってくれて嬉しいわ。少しは知能があって助かったところね。
御爺様のことだから事情聴取的な意味で聞いたはずね。途中で怒らず遮らずに最後まで聞いてから去ったことでしょう。偉いわ、本当に偉い。御爺様はねたぶんあんたが悪気のない、ただの空気が読めない丘の上の愚か者だと分かってくれたから大目に見たんだと思うわ。
これがもし本物の間男的な態度をとったら絶対に許しはしないもの。御爺様は御婆様を心から愛してなさっていたからね」
「ひどい言われようだが、彼のことを思えばそうなるか」
「それにさ御爺様は御婆様があんたを……」
「オヴェリアちゃんが俺のことを?」
「うっ、とオホン! なんでもないわ。まぁこうして御婆様と御爺様は合流したわけね」
「ザク史や劇ではここの再会をかなり重要視し、かつ復興の第一歩目ともしていますね。
どちらも何かがありましたらザクの運命を変えていましたしね」
「もちろん俺はその時は出ては来ないんだよな」
「いえ、出てきますよ。ヤヲさんは仲間代表としてちゃんと御婆様のお隣にいます」
「えっ? 変なことを言ったりしてないか?」
「言っているわけがないでしょ。史実でのあのトンチンカンなやり取りなんか姿を見せず、あんたはただ立っているだけ」
「なら良かった。俺も実際にそんな風にしていればよかったな」
「でも一部の劇では御爺様に姫を御守りいたただき感謝しますとか台詞をいただきますよ」
「私それ嫌い。なんで剣星シャナンに護衛なんてついているのよ、逆に守られているでしょうに」
「けれども姫は十五になったばかりですしその間は」
「その前の時点で俺より強かったぞ。守られているってそんな正しいことを言われたら俺は苦笑いだよ」
「ハハッ言えてる言えてる。そこは気が合うじゃない」
「だいたいディータが俺に感謝を言うなんておかしいだろ。あり得なすぎる」
「……ヤヲさん、御爺様にとってのそれはもう五十年前のことですので」
「ああ、そうか……そうだよな。あいつにとってこれは俺みたいに少し前のことではなくて」
「だけど御爺様はあんたのことは嫌っていたわよ。あの後は挨拶すらしないもの。それで代わりに私達ってわけだけど」
「そうだな。こちらとしては嫌ってくれる方が良い。正しい行いでそれでいい。それでな。
俺は変わらずオヴェリアちゃんを殺そうとした男であるのだから」
「おっと列車が動き出しますね。ではお次は終点の魔王城です。これが最後の再訪先となりますね」


