私がトイレ掃除をしていると、外の方がやけに賑やかになっていた。


私は少し気になって外に目をやった。

そこには、2年の不良達がたまっていた。


私は、気付いてないふりをして掃除を続けた。

掃除も終わったので、帰ろうと外に出るとその不良達に囲まれた。


「お前、調子に乗んなよ!」

「ってか、態度でかいんじゃ!!」

「もう、逃げんなよ~!!」


不良達はこんなことを言ってきた。

私は本当にイライラしてたから言い返した。


「はぁ?逃げてないし!」

「調子に乗んな言うとんや!!」

「だけん、乗ってない言うてるやろ!!」


それを聞いたリーダー格の女が


「ムカツクんや、しばくぞ、お前!」


そう言って、拳を振り上げた。


私は殴って気がすむのなら、殴られてもいいと思った。



・・・・・すると、


「何やっとんや、お前ら!!」


そう言いながら、誰かやって来た。





それは、・・・ヒロ君だった。


ゆぅ君が来てくれた・・・。


そう思っていた私は、ヒロ君を見て少しだけガッカリしてしまった。