朝日が眩しくて、目が覚めた。

目を覚ますと、私の隣にはゆぅ君が
眠ってた。

夢じゃなかったんだ・・・。

ゆぅ君はまだ眠ってる。

寝顔が可愛くて、ほっぺたを突いてみた。


「うぅ~ん・・・」

なんて声を出して寝返りしたけど、
起きないな・・・。


それでも、起きないってことはよっぽど、
疲れてるんだなぁ・・・。

私は、ゆぅ君を起こさないように、なるべく
音を立てないように身支度を始めた。


時計を見れば、そろそろ7時。

帰りたくないな・・・。

そう思うけど、帰らないといけない。

こういう別れはすごく辛い。

ゆぅ君を起こさないように、そっと、部屋を
出ることにした。



「・・・水嶋?」

ドアに手をかけていると、私を呼ぶ声が
した。

振り返ってみると、ゆぅ君が起きてこっちを
向いている。


「ゆぅ君、起きちゃった?」

私がそう言うと、ゆぅ君が笑顔になった。


「ずっと、起きてたよ・・・」

「えっ、いつから?」


私はびっくりして聞いた。