「おめでとうとか幸せになってって言われる
 と、なんか、私、結婚してる気分だよ・・・」

私がそう言うと、みんなが笑った。

「本当に結婚しちゃえば?」

なつが私をからかう。

「残り物に福あった!!」

私がそういうと、千絵となつは大笑い。


「・・・何が?」

隣でゆぅ君はキョトンとしていた。


ゆぅ君のおかげで私は幸せ者だよ。



これから、ずっと一緒にいようね。


もう、絶対に離れないから!


どんなことがあっても、二人で乗り越えて
いこうね!



「健ちゃん、本当にありがとう!」

私は、改めて、健ちゃんにお礼を言った。

「俺は別に何もしてねぇよ・・・」

「だって、健ちゃんのおかげだから」

本当に感謝してる。

「ちょっと、優士来い!!」

ゆぅ君は健ちゃんに捕まって何か
言われてた。



そろそろ、同窓会もお開き・・・。


「あっとゆう間だったね・・・」

私がそんなことを言ってると、

「来年からは一緒に来ような!」

ゆぅ君がそう言ってくれた。

「うん!!」



「バカップル、うぜぇよ!!
 くっ付けるんじゃなかった~!!!」

酔っ払ったのか、健ちゃんがそんなことを
叫んでる。


私は、みんなから祝福されたことがすごく
嬉しくて・・・すごく幸せで・・・・・。


やっと、認めてもらえたね。

そう思った。