まさかここに……!?と焦ったものの、「距離感が近すぎるし、周りの目もあるので恥ずかしいだろう」と、私の気持ちを汲んでやめてくれた。さすが慶吾さん、わかっていらっしゃる。
安心したのもつかの間、一般的な席で私たちの横に座っていたカップルが、照明が暗くなっていく最中にさりげなくキスをした瞬間を、慶吾さんと共に目撃してしまった。
直後、こちらに流し目を向ける彼に「僕たちもする?」といたずらっぽく囁かれた。顔から火が出そうになりながら、「なに言ってるんですかっ!」と思わずツッコんでしまったのは言うまでもない。
おかしそうに笑う彼と、その後はしっかりロマンチックな世界を堪能した。無数の星が降ってくるような映像はとても臨場感があり、本当に素敵で感激したけれど、慶吾さんに耳元で囁かれるたび緊張していた。
そうして心が浄化された気分でプラネタリウムを後にした今、私はなんと海の上にいる。
手元には豪華なフレンチ、見渡せるのは海の向こうに広がる東京の夜景。ついさっきまで夕日が海を染めるサンセットも美しく、日常を忘れて見入っていた。
こうして波の音を間近で聞き、海風を直に感じながらのディナークルーズが最後に用意されていたとは、開いた口が塞がらない。
安心したのもつかの間、一般的な席で私たちの横に座っていたカップルが、照明が暗くなっていく最中にさりげなくキスをした瞬間を、慶吾さんと共に目撃してしまった。
直後、こちらに流し目を向ける彼に「僕たちもする?」といたずらっぽく囁かれた。顔から火が出そうになりながら、「なに言ってるんですかっ!」と思わずツッコんでしまったのは言うまでもない。
おかしそうに笑う彼と、その後はしっかりロマンチックな世界を堪能した。無数の星が降ってくるような映像はとても臨場感があり、本当に素敵で感激したけれど、慶吾さんに耳元で囁かれるたび緊張していた。
そうして心が浄化された気分でプラネタリウムを後にした今、私はなんと海の上にいる。
手元には豪華なフレンチ、見渡せるのは海の向こうに広がる東京の夜景。ついさっきまで夕日が海を染めるサンセットも美しく、日常を忘れて見入っていた。
こうして波の音を間近で聞き、海風を直に感じながらのディナークルーズが最後に用意されていたとは、開いた口が塞がらない。



