脇役だって、恋すれば

「好きだよ、どんな香瑚も。恥ずかしいところも、弱いところも全部、俺に見せて」

 汗ばんでいるし、スタイル抜群なわけでもなくて自信はないけれど、そんな自分でもいいんだと思わせてくれる彼の言葉はまるで魔法みたい。

 熱く見つめ合って、何度も濃厚なキスをする。そのうち下着の締めつけがなくなり、胸が温かい手にふわっと包まれて、お腹の奥のほうが疼く感覚を覚えた。

 優しく揉みしだかれたかと思えば先端をきゅっと摘ままれて、否応なく甘い声が漏れる。同時に足の間に指を差し込まれると、快感が倍になって身体をくねらせた。

 いやらしい水音も響いてどうにかなりそうなのに、青羽はさらにその蜜を味わおうとしてくる。

「やっ、ダメ、汚いから……っ!」
「全然。甘い味しかしないよ」

 止めようとして伸ばした手に指を絡ませられ、生き物のように動く舌が直に触れる。あまりの快感に弱い悲鳴にも似た声をあげ、背中をのけ反らせた。

 舐めとられても、とめどなく愛液が溢れてくるのがわかる。もうお互いに限界で、彼も息を荒くしながら濡れた入り口に自身を押しつけた。

 セックスというものを初めて経験したのはもうずいぶん前。一応付き合ってはいたけれど、男友達の延長という感じが拭えず、身体を重ねても燃え上がることはなかった。