ゆらゆらと涙を溜める私に、あの頃と変わらない優しい目をした彼が向き直る。
「完全に自己満だったんだけど、香瑚が『勇気をもらえた』って言ってくれたから死ぬほど嬉しかった。香瑚と出会わなかったらあの作品はできていないし、俺も成功していなかったかもしれない。今の俺があるのは香瑚のおかげなんだよ」
その言葉が私の頭の中で繋がって、温かい涙がひと粒こぼれ落ちた。
「『夢を叶えて、今もこの世界でやっていけてるのは、ある人のおかげ』って……私、だったの?」
「そう。わかっただろ? 自分が誰かの人生を左右するくらいの存在なんだってこと」
彼の大きな手に背中を抱き寄せられながら、私は何度も頷いた。
青羽は本当に最初から、他の誰でもない私を見て、存在価値を見出してくれていたんだ。私にとって彼がヒーローであるように、彼にとって私も大事な存在になれていたことが本当に嬉しい。
涙を拭い、顔を上げて微笑む。たくさん伝えたいことはあるけれど、今はただただ感謝したい。
「ありがとう。こんな私を好きになってくれて」 「それはこっちのセリフ」
彼は私の頬を両手で包み、情熱的な色に染まる綺麗な瞳で見つめる。
「完全に自己満だったんだけど、香瑚が『勇気をもらえた』って言ってくれたから死ぬほど嬉しかった。香瑚と出会わなかったらあの作品はできていないし、俺も成功していなかったかもしれない。今の俺があるのは香瑚のおかげなんだよ」
その言葉が私の頭の中で繋がって、温かい涙がひと粒こぼれ落ちた。
「『夢を叶えて、今もこの世界でやっていけてるのは、ある人のおかげ』って……私、だったの?」
「そう。わかっただろ? 自分が誰かの人生を左右するくらいの存在なんだってこと」
彼の大きな手に背中を抱き寄せられながら、私は何度も頷いた。
青羽は本当に最初から、他の誰でもない私を見て、存在価値を見出してくれていたんだ。私にとって彼がヒーローであるように、彼にとって私も大事な存在になれていたことが本当に嬉しい。
涙を拭い、顔を上げて微笑む。たくさん伝えたいことはあるけれど、今はただただ感謝したい。
「ありがとう。こんな私を好きになってくれて」 「それはこっちのセリフ」
彼は私の頬を両手で包み、情熱的な色に染まる綺麗な瞳で見つめる。



