翌朝

「んっ···」
美桜はゆっくりと目を覚まし
(あれ··私···)

「あっ!起きましたかっ」
と目の前には
手のひらサイズくらいの
小さな可愛らしい
小鬼みたいな子と天狗みたいな子が
中に浮いており、心配そうに美桜を 見つめていた。

(な、なに子のたち···)

夢をみているのかと
ぱちんと自分の頬をたたくも

「美桜様、夢ではないです」
と天狗の子が冷静に話す。

「灯鬼様呼んでくるっ」
と小鬼は
その場からいなくなる。