すると後ろで話を聞いていた伊月が
「そうよ?私は妖狐族ですから」
とにっこり微笑む。
(嘘でしょ···?)
とその話をどこか信じ難い美桜。
「伊月さんは昔から傍で人界に住む桜姫を見守ってきてくれていたんだよ。美桜ちゃんのお母さんも伊月さんのお世話になってきてたんだよ」
と狐白は伊月に視線を向け話しだした。
「まさかあんな事があるなんてね···。美桜ちゃんのお母さんは亡くなる直前、最後の力を使って私に意識を飛ばしたの。『美桜をお願いします』って···」
その話を聞き
美桜の瞳からは涙が。
「伊月さん···」
美桜の涙をそっと鈴はハンカチで拭き取る。
「そうよ?私は妖狐族ですから」
とにっこり微笑む。
(嘘でしょ···?)
とその話をどこか信じ難い美桜。
「伊月さんは昔から傍で人界に住む桜姫を見守ってきてくれていたんだよ。美桜ちゃんのお母さんも伊月さんのお世話になってきてたんだよ」
と狐白は伊月に視線を向け話しだした。
「まさかあんな事があるなんてね···。美桜ちゃんのお母さんは亡くなる直前、最後の力を使って私に意識を飛ばしたの。『美桜をお願いします』って···」
その話を聞き
美桜の瞳からは涙が。
「伊月さん···」
美桜の涙をそっと鈴はハンカチで拭き取る。



