みたことない
和室にどうしたらいいかわからない美桜。

すると
「そんなひっぱるなよ、朱羅」

「灯鬼様早くっ」
と小鬼はグイグイと青年をひっぱる。

ぱちりと青年と目が合った美桜は
「あなた··昨日···」

「··大丈夫か?」
とぼーとする美桜に青年は声をかける。

「は、はい···。··あの··ここは···」

「ここは俺の屋敷だ。」

美桜は頭をぐるぐると考える。
昨夜起こった出来事を思い出す美桜。

「夢···」

「美桜様、現実ですっ」
と小鬼は美桜に話しかける。

「貴方は··妖精なの?」
変な夢でもみてるんだろうと思った美桜は
小鬼に話しかける。