「…っ」
そこまで考えていると突然またあの息苦しさに襲われて私はその場で足を止めた。
な、何で、また…。
「…、ゔぅ、ゴホッゴホッ」
先ほどと同じように咳が止まらない。
「…かはっ」
そして何度も何度も咳き込んでいるうちにまた私は吐血していた。
「…っ」
え?
「…ぅゔ、ゴホッ」
理解が追いつかない。
今、私の体に何が起きているのかわからない。
それでも私の体は苦しいままで、咳も止まることはない。
苦しくて苦しくて仕方ない。
その場でうずくまって全身を襲う苦しさに何とか耐えようとする。
するとまた体にある違和感を覚えた。



