「次、ホムラ・ハークタス。」
焔は平然と、クォーツァルトの前へと向かった。
そして、水晶に手をかざした。アリトと同じく水晶が光った。
クォーツァルトは水晶を覗くと、処理落ちしたように固まった。
「ま、魔力量∞…!」
ざわっと騒がしくなった。
(はぁ?!む、∞??!!な、なにそれ!?バグってんじゃん!!あ、いや、まぁ、バグの神様と契約したけど…流石に、これはないでしょ?!)
焔はあまりにも衝撃的で、情緒不安定になっていた。
「スキル『バグ』…?」
「ば、『ばぐ』?ってなんだ?聞いたことないぞ。」
「そうね、初めて聞いたわ。」
どうやら、この世界に『バグ』という言葉はないらしい。
「属性『火』」
((あ、属性は普通なんだ…))
この場にいた全員が、同時に思った。

