村八分にされた不遇の娘は神様の子供を授かり溺愛される

「うぅ……葵ちゃんが陽神さまと結婚するって聞いてびっくりしたよぉ。でも、よかった。神様がずっと一緒にいてくれるのなら、もう安心だねぇ」

「そうよ女将さん。だからもう泣くのをやめて」
葵が女将さんの頬に流れる涙を拭うと、女将さんはくすぐったそうに笑った。

「ありがとう、ありがとう葵ちゃん」
この日沢山の村人たちが自分のしてしまったことを悔いて謝った。

でも……舞だけは黙り込み、宴の途中で逃げ出していたのだった。