村八分にされた不遇の娘は神様の子供を授かり溺愛される

「あぁ。そうだね。式はワタシの力だから生きてはいないよ」

「でも、その、ふたりはすごく人間っぽいというか」
「式も様々だからね。この子たちはちょっとヤンチャなんだ」

陽神にやんちゃと言われてふたりは照れたように顔を赤らめ、言い合いをやめた。

どこからどう見ても人の子供にしか見えない。
陽神とそっくりなことからも、隠し子でもいたのではないかと勘ぐってしまったほどだ。

だけど、ここはひとまず陽神の言うことを信用するしかない。
「さぁ、食べて元気を出すんだよ」

「は、はい。いただきます」
せっかく夏と春が作ってくれたものを無駄にはできない。

葵は茶碗に手を伸ばしてお粥を一口食べた。

久しぶりの食物に体が少し驚いているけれど、口の中に大葉のサッパリとした味が広がってとても美味しい。

お腹の中から温まっていくのがわかる。
「すごく美味しい。体の中から元気になっていくみたい」