村八分にされた不遇の娘は神様の子供を授かり溺愛される

このままでは自分が食べる分の食料を購入すこともままならない。

それどころか、噂を聞きつけな妙な男たちが連日店の近くをうろつくろうになっていて、葵は不安な日々を過ごしていた。

このままでは夜も安心して眠れない。
「せっかくお父さんお母さんが作ったお店なのに、私のせいでなくなっちゃう……」

今の葵にはそれが一番つらく、申し訳ないことだった。

もう少しうまく店を回すことができていたんじゃないかと、何度も何度も悔やんできた。

噂なんて気にせずにいれば、こんなことにはならなかったのかもしれないと。

「舞ちゃんはどうしてこんなにも私を苦しめるんだろうね」

それだけは今もわからないところだった。
寺子屋にいたときにはあんなに仲が良かった舞が、自分の噂を広めただなんてまだ信じがたい。

まさか、本当に私が旦那さまを寝取ったと思っているんだろうか?