「陽神さま。これからも努力を続けます。決して欲は出さず、父親の教えの通り慎ましく行きていきます。だから見守っていてください」 葵が最後にそう言ったとき、まるで返事をするように風もないのに木々が揺れた。 葵はキュッと唇を引き結ぶと、険しい石段を下り始めたのだった。