「で、でも大丈夫でした。陽神さまが作ってくださった餅を食べて、元気が出たんです! だから、今日も餅を持たせてください。そうすればきっと平気です」
「できない。葵、君はもうひとりの体じゃないんだぞ? 石ですめばいいけれど、それだけじゃ終わらなかったらどうする?」
その質問に葵は答えることができず、黙り込んでしまった。
神様に嫁いだ今でもまだ自分を疎ましく思っている村人たちがいることがわかった。
宴の先で葵に謝罪してきたのは、陽神がいる手前でのことだったんだろう。
そこに重みの葵が出向いていけば、餌食にしてくださいと言っているようなものだった。
「でも、どうしても女将さんに謝りたくて」
「謝る? どうして葵が謝る必要があるんだ?」
「だって、私のせいで女将さんは……!」
そこまで言ったとき、陽神が葵の体を抱き寄せた。
そっと背中をなでられて気持ちがどんどん落ち着いてくるのを感じる。
「できない。葵、君はもうひとりの体じゃないんだぞ? 石ですめばいいけれど、それだけじゃ終わらなかったらどうする?」
その質問に葵は答えることができず、黙り込んでしまった。
神様に嫁いだ今でもまだ自分を疎ましく思っている村人たちがいることがわかった。
宴の先で葵に謝罪してきたのは、陽神がいる手前でのことだったんだろう。
そこに重みの葵が出向いていけば、餌食にしてくださいと言っているようなものだった。
「でも、どうしても女将さんに謝りたくて」
「謝る? どうして葵が謝る必要があるんだ?」
「だって、私のせいで女将さんは……!」
そこまで言ったとき、陽神が葵の体を抱き寄せた。
そっと背中をなでられて気持ちがどんどん落ち着いてくるのを感じる。



