ここはもち米屋の奥の住居スペースだと、すぐにわかった。
もち米のいい匂いが家屋に染み付いている。
「ごめんなさい私、倒れちゃったんですね」
「いいのいいの、気にしなくて」
そういう女将さんはなんだかとても嬉しそうで頬がピンク色に染まっている。
そばにいる春と夏もなんだか普段と様子が違っていて、じっと葵を見つめていた。
「どうしたの? なにかあった?」
自分が倒れている間になにかがあったのかと春と夏に問いかければ、ふたりは顔を見合わせてクスクスと笑った。
「さっきまでお医者さんがここにいたんだよ。突然倒れて心配だったから、来てもらったんだ」
「そんなことまで。本当にごめんなさい」
女将さんのことが心配で村へ来たのに、すっかり心配させてしまったことが申し訳なかった。
だけど女将さんは左右に首を振ると、葵の右手を両手でギュッと握りしめてきた。
ふにふにとした手に包み込まれると心地いい。
もち米のいい匂いが家屋に染み付いている。
「ごめんなさい私、倒れちゃったんですね」
「いいのいいの、気にしなくて」
そういう女将さんはなんだかとても嬉しそうで頬がピンク色に染まっている。
そばにいる春と夏もなんだか普段と様子が違っていて、じっと葵を見つめていた。
「どうしたの? なにかあった?」
自分が倒れている間になにかがあったのかと春と夏に問いかければ、ふたりは顔を見合わせてクスクスと笑った。
「さっきまでお医者さんがここにいたんだよ。突然倒れて心配だったから、来てもらったんだ」
「そんなことまで。本当にごめんなさい」
女将さんのことが心配で村へ来たのに、すっかり心配させてしまったことが申し訳なかった。
だけど女将さんは左右に首を振ると、葵の右手を両手でギュッと握りしめてきた。
ふにふにとした手に包み込まれると心地いい。



