村八分にされた不遇の娘は神様の子供を授かり溺愛される

顔は真っ青になり、今にも倒れてしまいそうだ。
「違うんだよ葵ちゃん。葵ちゃんはなにも悪くない」

あんなに優しくしてくれた人が、自分のせいで傷ついている。
売女の友達は売女。
そんな汚い噂を立てられている。

突如強いメマイが葵を襲った。
倒れている場合じゃないのに。

大変なのか女将さんのほうなのに。
「葵ちゃん! 葵ちゃん大丈夫!?」
女将さんの声が遠くに聞こえて、視界が暗くなり始める。

完全に意識を手放してしまうそのとき、春と夏の心配そうな顔が見えた。