葵は女将さんがなにをお祈りするのか聞き耳を立てていたのだけれど、女将さんは口を閉じたままで必死になにかを祈っている。
これではなにが目的で来たのかわからない。
葵はすぐに家の中へと舞い戻ると、陽神の元へと急いだ。
「そんなに慌てて、どうした?」
寝室で書物を広げていた陽神が驚いた顔を上げる。
「陽神さま。今もち米屋の女将さんがここへ来ています。話しかけてもいいでしょうか?」
その質問に陽神は少し顔をしかめた。
「葵に会いに来たならば会えばいいが、そうでないならそっとしておいた方がいいかもしれないな」
「で、でも女将さん、なにか真剣にお祈りをしているから、悪いことが起きたんじゃないかと気になって」
「そうだな。その祈りはもうワタシに届いているよ」
陽神は自分のこめかみを指差してそう言った。
声に出さなくても陽神の頭に直接届く声があるという。
「女将さんは、なんて!?」
これではなにが目的で来たのかわからない。
葵はすぐに家の中へと舞い戻ると、陽神の元へと急いだ。
「そんなに慌てて、どうした?」
寝室で書物を広げていた陽神が驚いた顔を上げる。
「陽神さま。今もち米屋の女将さんがここへ来ています。話しかけてもいいでしょうか?」
その質問に陽神は少し顔をしかめた。
「葵に会いに来たならば会えばいいが、そうでないならそっとしておいた方がいいかもしれないな」
「で、でも女将さん、なにか真剣にお祈りをしているから、悪いことが起きたんじゃないかと気になって」
「そうだな。その祈りはもうワタシに届いているよ」
陽神は自分のこめかみを指差してそう言った。
声に出さなくても陽神の頭に直接届く声があるという。
「女将さんは、なんて!?」



