そうは言っても俺がやりたいなら引き留めはしないと言われた
俺はどうしたいんだろう
桜さんの所へ行って料理の勉強するのもやりたいが
そもそも俺は桜さんに嫌われてる
紹介なんてして貰えるだろうか
なりたい理想図は宙兄ちゃん
暖かくて優しい味の料理を作りたい
「あの……俺宙兄ちゃんの所で勉強したいです」
「そうか」
「だからこのままここに居てもいいですか?」
「勿論」
宙兄ちゃんに連絡すると泣いてた
ずっと迷惑かけてたからな
料理人としてやって行けたら恩返ししよう
俺は気付かないうちに本当に沢山の人に助けられていたんだな
そんなことにも気づかず悲劇の物語の主人公ぶって
俺だけが不幸だとずっと思っていた
そんなこと無かった
気付かないだけで幸せは周りにあったんだ



