「………う」
「芽雨!!芽雨!!」
「そ……ら兄ちゃん?」
俺……死んで…ない
なんだ……死ななかったのか
あのまま死んだ方が良かったのに
「分かるか?ここ病院だぞ」
「………うん」
辺りを見回すと少し前に運ばれた病院だと分かった
「3日も目を覚まさなかったんだぞ」
「そう……」
会社はどうなった?
叔父さん達は……
「どうして…」
「え?」
「どうして…俺はここに居るんだろう…」
俺の筋書きでは
叔父夫婦から会社を奪い
叔父達に殺されるか、自ら死ぬかして俺の命を経つまでが俺自身の人生のストーリーのはずだった
俺が死なないとこの復讐は終わりきらない
俺が生きている限りあの人達は俺を狙うだろうし
会社の存続だって危ない
だから
「なんで……死んでないんだろう」
生きているのは困るんだ



