だから20歳までに俺が死んだらそのまま権利を叔父夫婦へと移行する手筈になっている
絶対死ぬ訳にはいかない
これは俺の命をかけた最後の勝負
この勝負に勝てなきゃ何もかも失う
「ほら、自分で歩け」
「………っ、はい」
痛みで汗が止まらない
看護師さんは車椅子で俺を運ぶべきだと叔父に説明するが
叔父は俺がどうなろうとどうでも良いのでその提案を断り
「お世話に…なりました」
看護師さん達にお礼をした
「家に戻ったらすぐ仕事をしろ」
「………分かりました」
「次は無いからな」
二度と逃げ出そうとするな、と言っているのだろう



