ホスト科のお世話係になりました

「悲しそうに見えたのはボクが悪かった。ごめん。だけどそんなんじゃないんだ。また熱が出てきて少ししんどかっただけなんだよ」

「うそ……」
泣きそうになっていたのは、ただの熱のせい!?
信じられなくて何度もまばたきを繰り返す。

呆然としている私を尻目に侑介がソファから起き上がって出口へと向かう。
「ど、どこに行くの?」

「マリアちゃんに謝ってこなきゃ」
侑介はこちらを見ること無くそう言うと、部室を出ていってしまった。

残された私と汰斗の間に沈黙が落ちてくる。
ソロソロと汰斗へ視線を向けると、冷たい表情と視線がぶつかった。

「ご、ごめんなさい!」