ホスト科のお世話係になりました

「だって、おかしいじゃん。侑介くんはあんなに必死にマキちゃんに寄り添ってるのに、その気持を踏みにじるなんて!」

言いながらどんどん声が大きくなっていってしまう。
感情が制御できなくて肩で呼吸を繰り返した。

「なに言ってるの? 侑介くんはただのホストでしょう?」
「でもっ」

侑介の今にも泣き出してしまいそうな顔を思い出すと胸が締め付けられる。
それなのに、マリアはなにも感じていなさそうだ。

「ごめん。約束があるからもう行くね」

マリアは吐き捨てるようにそう言うと逃げるように昇降口へと向かってしまったのだった。

☆☆☆

マリアは今頃彼氏とデート中なんだろうか。