ホスト科のお世話係になりました

ついさっきまで侑介と一緒にいたのにこんなに素早く外の男に連絡を入れるなんて、信じられなかった。
私は昇降口へと向かうマリアに大股で近づいていた。

「ちょっと、マキちゃん」
肩を掴んで名前を呼ぶと、マリアは驚いた顔で振り向いた。
「誰?」

地味で目立たない私のことは知らなくても仕方ないと思った。

「私は星野愛美よ。ホスト科のお世話係をしているの」
「へぇ、今度はあなたが?」

マリアは興味津々に私を見てくる。
なんだか品定めされているようで気分はよくない。

「マキちゃん、彼氏がいるのにどうしてホストなんて使うの?」
「え?」