ホスト科のお世話係になりました

私はふたりを隠れながら見守ることしかできなくて、歯がゆい気持ちになってくる。

「彼氏できたんだね?」
「うん。一週間前かな」
「そっか、おめでとう」

そこでまた会話が途切れてしまっている。
侑介の胸が傷んでいるんじゃないかと、気が気ではない。

そもそも、彼氏がいるのにどうしてホスト科を利用するのかわからなかった。

自分の誕生日なら彼氏に祝ってもらえばいいのに。
「ありがとう」

それからあまり会話も盛り上がること無く、マリアが指定した20分という時間はあっという間に過ぎて行ってしまった。

その間侑介は何度もマリアに話しかけて微笑みかけていたけれど、その姿は痛々しくて見ていられなかった。