ホスト科のお世話係になりました

尋に聞かれて私は複雑な心境で苦笑いを浮かべた。
「少しだけ。でも、あの子が救われたことは事実だと思うし、ダメとは言い切れないのがもどかしいよ」

「これがホストの光と闇の部分ですね。だけど僕たちはお客さんたちを破滅へ追い込みたいわけじゃない。ちゃんと線引をして接して、ホスト狂にならないように気をつけているつもりですよ」

確かに、今日の尋を見ていると友達も大切にと言っていたっけ。

「だけど、ホスト科が人気にならなきゃ自分たちの活動場所がなくなっちゃうでしょう?」

「できればホスト科はなくなった方がいいんだって。昨日も言ったけど、深刻な悩みや悲しみなんてない方がいいんだからよ」