ホスト科のお世話係になりました

ホストとお客さんという設定で会話をしていると、こんなにもスラスラ言葉が出てくるみたいだ。

「ありがとう大くん。大くんにも沢山の魅力があるよ? 明るい笑顔に元気な声を聞いているだけで、私まで元気になれる。だからひとつのミスで落ち込まないでね」

昨日大きなミスをしてしまった自分がなにを言っているんだと言われそうだけれど、大の表情は明るくなった。

「それ、本当に?」
と、目を大きく見開いて質問してくる。

「本当だよ。ホストとお客さんっていう設定じゃなくても、私はそう思ってる」

だから元気を出してと続けようとしたが、その前に太い両腕が私の背中に回されていた。