ホスト科のお世話係になりました

私はそう言うと大の隣に座った。
こうして隣同士で座ると、大の体がどれほど大きいかよくわかる。

侑介みたいに抱きしめられたら、きっと私の体は大の腕にすっぽりと包み込まれてしまうだろう。

「お客さんって……」
大の顔が心なしか赤くなっている。
でもきっと気のせいだろう。

「お客さんの前でそんな顔をするの?」
「あ、いや」
ブンブンと左右に首を振って、白い歯をのぞかせて笑う大。

いつもの太陽みたいな笑顔だ。
「お客さんには悩みがあるの。例えばテスト結果がよくなくて落ち込んでるとか」

「勉強ができないのはオレも同じだよ。大丈夫、テストが悪くても君の魅力的なところは沢山あるんだからさ」