ホスト科のお世話係になりました

だけどせっかく自分を好きになってくれた相手を、そう簡単にないがしろにはできないだろうなぁ。

「ホスト科のお客さんだ」
「え……」

その一言で一気に現実へ引き戻された。
告白してきた相手はホスト科のお客さん。
つまり、恋愛はタブーだ。

私はなんと声をかければいいかわからずに黙り込んでしまった。
「告白はその場で断ってきたけど、その子泣いてた」

大が両手を顔からはずしたが、その顔はかなり辛そうだった。
お客さんを幸せにするはずが、不幸にしてしまったと思っているのかもしれない。

「で、でも。相手だってホストは恋愛禁止だって知ってたんだよね?」