使用人に指摘されるかもしれないとハラハラしたけれど、カバンの中に入れられたシロは大人しくしていたので、どうにか自分たちの部屋まで連れ帰ることができていた。
「もう、汚い足で部屋の中を歩き回らないでよね」
柚柚がため息まじりに呟いた。
一応シロの足の裏はウェットチッシュで吹いていたけれど、それでも高級カーペットに
汚れがついてしまうんじゃないかと気が気ではない。
「そろそろ犬がいなくなったことに気が付いてるんじゃない?」
梨里が壁にかかっている西洋の時計に試験を向けると、シロを連れ戻ってから30分ほどが経過していた。
「もう、汚い足で部屋の中を歩き回らないでよね」
柚柚がため息まじりに呟いた。
一応シロの足の裏はウェットチッシュで吹いていたけれど、それでも高級カーペットに
汚れがついてしまうんじゃないかと気が気ではない。
「そろそろ犬がいなくなったことに気が付いてるんじゃない?」
梨里が壁にかかっている西洋の時計に試験を向けると、シロを連れ戻ってから30分ほどが経過していた。



