恐怖姉妹

「本当にお金で全部解決すると思った?」
彩香が見下ろしてくる。

「だって……今までそうだったじゃん。あんただって」
「私は最初からふたりのことを友達だなんて思ってなかったから」

「……え?」
「都合のいいATM。それだけ」

彩香の言葉になんか傷つく必要はない。
だって私はお金持ち。

平凡な彩香が友達じゃなくたって平気……。
それなのに、彩香の言葉が胸に突き刺さった。

泣きたくないのに涙が溢れ出して止まらない。
心の中でお金のない子たちのことを見下してバカにしてきた。

みんな自分よりも可哀想な人生を生きているんだと思いこんできた。
でも……それでもみんなには友達がいる。