休憩がてらしばらくわたあめと遊んでいたとき、外で大きな雷が鳴った。
雨はまだ降り続けていて、昼間だというのに外は暗い。
「愛乃のお母さんはどこで仕事をしているの?」
ふと柚柚がテキストから顔を上げて聞いた。
「少し先のスーパーだよ。フルタイムのパートなの」
「少し先ってことは、スーパーK?」
「そうだよ」
愛乃が頷き、柚柚は心の中でニヤリと笑う。
「そっか、お母さんが帰る時間に雨がやんでたらいいねぇ?」
そう言い、柚柚はテーブルの下に転がっている愛乃のシャーペンを一本握りしめ、自分のバッグに忍ばせたのだった。
雨はまだ降り続けていて、昼間だというのに外は暗い。
「愛乃のお母さんはどこで仕事をしているの?」
ふと柚柚がテキストから顔を上げて聞いた。
「少し先のスーパーだよ。フルタイムのパートなの」
「少し先ってことは、スーパーK?」
「そうだよ」
愛乃が頷き、柚柚は心の中でニヤリと笑う。
「そっか、お母さんが帰る時間に雨がやんでたらいいねぇ?」
そう言い、柚柚はテーブルの下に転がっている愛乃のシャーペンを一本握りしめ、自分のバッグに忍ばせたのだった。



