恐怖姉妹

愛乃が玄関先でふたりを見て目を輝かせた。
双子コーデに憧れでもあるのかジロジロと見られて柚柚は小さく舌打ちをした。

それから家の中に上がるとこじんまりとした部屋に通された。
6畳ほどの部屋には壁一面の本棚があり、そこに入り切らなかった本が床に直接置かれている。

「狭い」
柚柚が小さな声で文句を言うので、梨里が「わぁ! 可愛い部屋だね!」と、大きな声で言ってごまかした。

柚柚と梨里の部屋の半分もない部屋の中で3人がテーブルに向かって座ると確かに窮屈だった。
テキストを広げるスペースもなく、みんな仕方なく床に広げている。

「そういえば愛乃の両親は今いないの?」