恐怖姉妹

つい、そっけない態度になってしまう。
「それじゃ今度の休日は愛乃の家に集合ね? 住所教えてくれる?」

咄嗟に梨里が取り繕って言った。
愛乃にまで怪しまれれば、また面倒なことになってしまう。
人一人を切断するのは結構たいへんだったから。

「うん。住所はね……」
すでに愛乃の家は知っていたけれど、梨里は熱心に住所を聞いてそれをスマホにメモしたのだった。

☆☆☆

あいにく勉強会の日は朝から大雨だった。
この雨は前日の夜からずっと振り続けていて、今日の夜になってようやく小雨になるらしい。

「なんで私があいつと勉強なんて」
涼し気なブルーのワンピースを着た柚柚がブツブツと文句を言いながら歩く。