恐怖姉妹

「何言ってるの、ハンカチとして使わなきゃ持ってる意味なんてないんだから使ってよ」
少し強引にハンカチを手渡すと、愛乃は躊躇しながらもそれで涙を拭いた。

ハンカチなんて家に腐るほどあるし、愛乃が使ったものはすぐに捨てるつもりだった。
「ねぇ、愛乃。思ったんだけど愛乃は十分勉強ができるんだからもう少し学校を休んでもいいと思うんだよね」

「でもそれじゃ、出席日数が……」
「出席日数と自分の健康と、どっちが大切なの?」

柚柚からの強い言葉に愛乃は目を丸くしてしまった。
まさか柚柚がこんなに親身なって考えてくれているなんて、思ってもいなかったんだろう。