チェンソーの音が部屋から聞こえていても誰もこないのだから、防音がしっ
かりしているのだろう。
「もう少しこっちだよ」
梨里が怜の足をひきずって完全にビニールシートの上に乗せた。
怜の後方にはシャワー室が見えている。
「嫌だ嫌だ嫌だ!」
じわじわと近づいてくる柚柚チェンソーに怜が真っ青になって激しく左右に首を振った。
涙と鼻水が滲んできて視界が歪む。
「大丈夫。痛いのはほんの少しの間だから」
柚柚の言葉に梨里が「そうだよ」と答えた。
「もう1人の姉妹を殺したときと同じように、首を落とすつもりか!?」
「やだ。私達首を落してなんかないよ」
「そうだよ。首が締まるように細工しただけ」
かりしているのだろう。
「もう少しこっちだよ」
梨里が怜の足をひきずって完全にビニールシートの上に乗せた。
怜の後方にはシャワー室が見えている。
「嫌だ嫌だ嫌だ!」
じわじわと近づいてくる柚柚チェンソーに怜が真っ青になって激しく左右に首を振った。
涙と鼻水が滲んできて視界が歪む。
「大丈夫。痛いのはほんの少しの間だから」
柚柚の言葉に梨里が「そうだよ」と答えた。
「もう1人の姉妹を殺したときと同じように、首を落とすつもりか!?」
「やだ。私達首を落してなんかないよ」
「そうだよ。首が締まるように細工しただけ」



