そう言って振り向いた梨里は柚柚と視線がぶつかった。
柚柚の悔しそうに歪んだ顔を見て笑ってしまいそうになる。
いくら勉強ができても可愛いとは思ってもらえない。
今回は私の勝ちだね。
心の中でそう話しかけて梨里は自分の席へと戻ったのだった。
☆☆☆
帰宅後の柚柚はご立腹だった。
「シェフに頼むなんてずるいじゃない!」
「なにが?」
ふたりの部屋でふたりのにらみ合いが始まる。
「シェフに頼めば私だってお弁当くらい作れるんだから!」
「だけど柚柚は作らなかったじゃん。頑張ったのは私なんだから、怜が私を見てくれるのは当然でしょう?」
すでに勝ち誇った表情を浮かべている梨里に柚柚が奥歯を噛みしめる。
柚柚の悔しそうに歪んだ顔を見て笑ってしまいそうになる。
いくら勉強ができても可愛いとは思ってもらえない。
今回は私の勝ちだね。
心の中でそう話しかけて梨里は自分の席へと戻ったのだった。
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帰宅後の柚柚はご立腹だった。
「シェフに頼むなんてずるいじゃない!」
「なにが?」
ふたりの部屋でふたりのにらみ合いが始まる。
「シェフに頼めば私だってお弁当くらい作れるんだから!」
「だけど柚柚は作らなかったじゃん。頑張ったのは私なんだから、怜が私を見てくれるのは当然でしょう?」
すでに勝ち誇った表情を浮かべている梨里に柚柚が奥歯を噛みしめる。



