「そうです。梨里さまはセンスがいいですね」
そんな会話が厨房の方から聞こえてきて、柚柚はすでに準備されている朝食には目もくれずに厨房へと向かった。
そこにいたのは白いエプロンをつけた梨里と、シェフの姿だった。
「ふたりともなにしてるの?」
早口で質問しつつ近づいていくと、梨里が自信満々に鼻の穴を膨らませた。
銀色の作業台の上に置かれていたのは可愛らしいお弁当箱で、その中にはすでに色とりどりのおかずが詰め込まれていた。
「梨里さまが手作りなされたんですよ」
シェフが嬉しそうに言う。
柚柚は梨里をジッと見つめた。
その目が自然とつり上がっていく。
「これは誰のお弁当?」
そんな会話が厨房の方から聞こえてきて、柚柚はすでに準備されている朝食には目もくれずに厨房へと向かった。
そこにいたのは白いエプロンをつけた梨里と、シェフの姿だった。
「ふたりともなにしてるの?」
早口で質問しつつ近づいていくと、梨里が自信満々に鼻の穴を膨らませた。
銀色の作業台の上に置かれていたのは可愛らしいお弁当箱で、その中にはすでに色とりどりのおかずが詰め込まれていた。
「梨里さまが手作りなされたんですよ」
シェフが嬉しそうに言う。
柚柚は梨里をジッと見つめた。
その目が自然とつり上がっていく。
「これは誰のお弁当?」



