恐怖姉妹

「で、でも、そんなの僕のせいじゃないじゃないか。そもそも僕は蘭ちゃんなんて知らないんだし」
「そうだよね。だから私も助けてあげたくて、こうして教えてあげたんだよ」

梨里の言葉に奏汰は何度も何度も頷きはじめた。
「そうか」「そういうことだったのか」

「だから今僕はこんな目に……」
そんなことを口の中でブツブツと呟いている。
すべての作業を終えた梨里はスッキリとした気持ちで立ち上がった。

あとは奏汰がうまく動いてくれれば問題ない。
でも、最後にもう一言背中を押す言葉をかけてあげよう。

「早く拓真をどうにかしなきゃ、蘭ちゃんが危ないかもよ?」
「危ないってどういうこと?」